いろんなことが並行して進んでいるので、不器用なわたしにはすべてをうまく回せる自信がどこにもありません。
ぐちぐち言いたいこともひとつやふたつじゃないけど、そんなことつらつら言っててもしょうがないので、自分のできることは自分の手元でなんとかしてしまおう。
ということで、前向きに。
さて、今年度の大会や発表会もまだ複数残っているところですが、新年度を待たずして、すでに新しい演技に取り組む子達も出てきています。
ここのところ、中学生クラスにエントリーする選手向けに、技術(クオリティはともかく数は)ありきで、構成や振り付けのブラッシュアップをすることがほとんどでした。
なので頭の中にも「どうしたら年相応より上に見せられるかな」という課題が常にあり、「大人っぽく見せるには」とか「色気があるように見せるには」みたいなことをかなり頻繁に言って来ました。
(つまようじや竹串に頭と手足がついてるような子ばかりで、うらやましいけど、「魅せる」という点においてはどうしても劣ってしまう・・という悩みは今年も変わりそうにありませんが。笑)
ですが、直近はちびっこを相手にする割合が増え、困ったことが出てきました。
まず、選曲。
久々にかなり迷走しました。
好きな曲や自分の意見や希望があるのはとてもいいことなのですが、
それが演技に使えそうか、
それで最後まで踊れそうか、
かわいすぎて幼くなりすぎないか、
自分が目指したい演技にあっているか、
などの視点がないと残念な感じになってしまいます。
「聞いていて好きな曲と一輪車演技に使える曲は違う(場合が多い)のよ」
という話をし、一緒に何曲か聞いて決めましたが、本人にご納得いただけたかどうかは・・
何度も繰り返し聞いて練習しているうちに、好きな曲にしてもらえたらいいなと思います。
(因みに、今回の悩みとは逆の方向ですが、わたしは小学5年生でセリーヌディオンの楽曲を選びました。かなり背伸びだったなあ、と。いまでは大好きな曲のひとつです。)
そして、構成・振付。
ビギナーやノービス(からちょっと出たくらいのジュニア含む)のほうが、はるかに難しい。
技術力も低い、拙い振り付けや表現力にも頼れない。
本人は、要求されることが思い通りにできなくて悔しくなる。
そして泣く。でも超がんばる(笑)
・・うーん、腕が鳴るぅ(笑)
いつも一緒に演技を作る中で、
その選手のいいところにひとつでも多く気づいて、
長所や魅力として引き出せるようなきっかけにしてあげたいな
と思いながら、ない頭をひねっています。
どれくらいがんばれるかしら?
今から楽しみです。
わたしはコーチ的なサポートも、振付師的なサポートもどちらも好きです。
彼・彼女たちが、本番でキラキラ輝く様子がとっても好きです。
終わった後に、満足げな話を聞けるのがもっと好きです。
それがあるとイヤなことぜーんぶ吹っ飛びます。
だから今年も愛情を持って、高い要求をし続けたいと思います。
maya